2013-10-31 いじめ④

 いじめは、日本だけの特有のものではありません。世界中の国々、特に先進国に多く存在しています。しかし、統計上日本が最も【傍観者】つまりいじめを黙認する人が多い国になっています。この中で最も【仲裁者】つまりいじめを止める人が多いイギリスで「もし、クラスでいじめが起きている事を知ったら?」というアンケートをとってみると8割が「許せない」「人間として恥ずかしい事をしている」と答えました。日本でも同じ内容のアンケートをとってみると5割が「自分がされたらどうしよう」と答えました。この結果が上に記した【傍観者】の多い原因です。

 いじめは最近になって急増している訳ではありません。しかし、内容が深刻化している事は確かです。それは【傍観者】が増えた事による加害者の暴走が原因です。すなわち、被害者以外のいじめを認知した者すべてが加害者に加担している、自分自身の戒めもこめて言うと【傍観者】も残酷な加害者である事を認識させることがいじめを根絶させる第一歩だと思います。